コールドブリューコーヒーとは?ドリップコーヒーや他のコーヒーとの違いとは?
コールドブリューコーヒーを飲んだことはありますか?人気が高まっているコーヒーで、市販やカフェでもよく売られているため、目にしたことのある方も多いのではないでしょうか?
本記事では、
についてご紹介します。ぜひ、最後までお読みください。
コールドブリューコーヒーとは
コールドブリューとは、日本語で低温抽出を意味しており、お湯ではなく低温の水でゆっくりと時間をかけて抽出したコーヒーのことです。
抽出器具や、好みの濃さなどによって抽出時間はさまざまですが、一般的には8〜12時間ほどの時間をかけて抽出します。
コールドブリューコーヒーのほかに、「水出しコーヒー」や「ダッチコーヒー」という名前で呼ばれることもありますが、呼び方が違うだけでどれも低温抽出されたコーヒーです。
コールドブリューコーヒーと聞くと、専門店でしか楽しめないと思われがちですが、実は自宅でも簡単に作ることができます。市販でコールドブリューコーヒー用のパックなども売られているため、気になる方はぜひ自宅で試してみてください。
コールドブリューコーヒーの4つの特徴
コールドブリューコーヒーについて上記で軽くご紹介しましたが、以下ではコールドブリューコーヒーの特徴について4つに絞り、より詳しく説明します。
苦味・渋みが少なくスッキリとした味わい
コールドブリューコーヒーは低温の水で抽出を行うため、高温による酸化が起きにくく、苦味や渋みが少ないという特徴があります。
コーヒー豆に熱を加えると、コーヒーに含まれるクロロゲン酸という成分が、キナ酸とコーヒー酸という成分に分解されます。キナ酸とコーヒー酸はそれぞれ、苦味と渋みを含む成分です。長時間熱を加えるほど、この2つの酸が増えて苦味や渋みを感じやすくなります。
そのため、熱を加えず低温の水で抽出するコールドブリューコーヒーは、苦味・渋みが少なくスッキリとした味わいが特徴のコーヒーで、コーヒーが苦手な人でも比較的飲みやすいコーヒーです。
口当たりがなめらか
低温の水で時間をかけて抽出することで、苦味や渋みを抑え、コーヒー豆本来の味や香りを楽しむことができるのがコールドブリューコーヒーの特徴です。
苦味や渋みだけでなく、雑味も抑えることで、口当たりや舌触りがまろやかで丸みのある味わいになります。
抽出に時間がかかる
コールドブリューコーヒーの作り方の特徴として、抽出に時間がかかるということが特徴として挙げられます。
コールドブリューコーヒーの抽出時間は約8〜12時間ほどです。自分で作る場合には、抽出時間を伸ばしたり減らしたりすることで自分好みの濃さを見つけるという楽しさもあります。
また、好みにもよりますがコーヒー豆の種類によって抽出時間は変わり、以下の抽出時間がオススメです。
- 浅煎り:16時間
- 中煎り:14時間
- 深煎り:12時間
深煎りになるほど抽出時間を長くすると、より美味しくコールドブリューコーヒーを楽しむことができます。
消化不良や胸焼けを起こしにくい
実は、コーヒーに含まれる酸味は消化不良や胸焼けの原因となることがあります。コールドブリューコーヒーは、高温による酸化を起こしにくいため、酸味が少ない傾向にあります。
そのため、酸性度が低いということにつながり、胃への刺激を抑え、消化不良や胸焼けを起こしにくいこともコールドブリューコーヒーの特徴のひとつです。
ドリップコーヒーとの違い
Unsplash@KarlFredricksonコールドブリューコーヒーとドリップコーヒーとの違いはどこにあるのでしょうか?
以下で3つご紹介します。より自分好みのコーヒーを見つける際の参考にしてみてください。
抽出方法・抽出時間
ドリップコーヒーは、熱湯を使ってコーヒーを抽出するため時間がかからず、飲みたいと思ったタイミングで作り始めても、すぐにコーヒーを楽しむことができます。
一方コールドブリューコーヒーは、低温の水を使った抽出方法であるため、抽出し始めてから飲むまでに、少なくとも8時間は時間がかかります。
抽出されやすい成分
抽出方法の違いにより、同じコーヒー粉を使っても抽出される成分が異なります。
苦味や渋みのもとになるカフェインやタンニンは、高い温度でより抽出されやすくなります。そのため、熱湯を使って抽出するドリップコーヒーは、カフェインやタンニンを多く含みます。
コールドブリューコーヒーはドリップコーヒーに比べて、カフェインの含有量が少ないため、妊婦さんやカフェインを控えている人にぴったりのコーヒーです。
味・風味
抽出される成分が違うと、風味も変わります。
コーヒー豆の酸は熱を加えるほど変化し、ドリップコーヒーは苦味や酸味が強いという特徴があります。一方、コールドブリューコーヒーはまろやかで、苦味や渋みの要因となる成分が溶け出しにくく、甘さや舌触りのなめらかさが特徴です。
また、出来上がるコーヒーの温度も異なりますが、ドリップコーヒーをアイスコーヒーとして楽しみたい場合、氷を入れて冷やすことが一般的です。氷により、時間が経つにつれてだんだんと薄くなってくるため、あらかじめ濃く作るなどの工夫が必要になります。
5種類の美味しいコーヒーの淹れ方
Pixabay@maureenyuanコールドブリューコーヒーの特徴を知るためには、他のコーヒーの淹れ方を知ることも大切です。以下では、何種類かあるコーヒーの淹れ方の中から5種類についてまとめています。
ハンドドリップ
フィルターに入れたコーヒー粉に、機械に頼らずポットなどから自分の手でお湯を落として抽出する方法です。
お湯をかけるスピードや温度、お湯の量などで味が変化しやすく、同じ味のコーヒーを抽出することが難しいという特徴があります。
サイフォン
フラスコ内の水を熱し、蒸気による気圧の変化でお湯を移動させることでコーヒーを抽出します。オシャレさにより、喫茶店でも人気のある抽出方法です。
他の抽出方法よりも高温でコーヒーを淹れることができるため、香りが高く、味がぶれにくいという特徴があります。
フレンチプレス
フレンチプレスと呼ばれるプレスポットに粗挽きの豆を入れ、そこにお湯を入れてコーヒーを抽出する、シンプルな方法です。
ダイレクトに抽出するため、コーヒー豆本来の味を楽しむことができます。
エアロプレス
エアロプレスという器具にコーヒー粉とお湯を入れ、空気圧により押し出すように抽出する方法です。抽出時間が短く、コーヒーの成分をよりしっかりと引き出すことができます。
クレバードリッパー
クレバードリッパー呼ばれる、底に弁がついたコーヒードリッパーにコーヒー粉とお湯を入れて抽出する方法です。
ペーパーフィルターとフレンチプレスを合体させ、いいとこ取りをしたようなコーヒー器具だと言われています。水の量・コーヒー豆の量・時間を統一すれば味がブレず、誰が入れてもあまり違いが出ないため、素人にもおすすめの抽出方法です。
5種類のコーヒーの淹れ方をご紹介しましたが、コールドブリューコーヒーと他のコーヒーとの違いは、以下の2つだと言えます。
- 抽出する水の温度
- 抽出されたコーヒーのマイルドさ(苦味や渋みが少ない)
まとめ
本記事では、コールドブリューコーヒーとドリップコーヒーや他のコーヒーとの違いについてご紹介しました。以下にポイントをまとめます。
- コールドブリューコーヒーとは、低温の水で時間をかけて抽出したコーヒーで、苦味や酸味が少なく、口当たりがなめらかという特徴がある
- コールドブリューコーヒーとドリップコーヒーや他のコーヒーとの違いは、抽出方法・時間、抽出されやすい成分、風味の3つ
コールドブリューコーヒーは、苦味や渋み、酸味が少ないためコーヒーが苦手な人にも飲みやすいコーヒーです。また、カフェインも比較的少ないため、カフェインを控えている人にオススメです。
自宅でも簡単に作れるため、ぜひこの機会にコールドブリューコーヒーを試してみてはいかがですか?
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